会員募集 ご寄付 お問い合わせ AGRI FACTとは
本サイトはAGRI FACTに賛同する個人・団体から寄付・委託を受け、農業技術通信社が制作・編集・運営しています

EUがグリホサートの安全性評価の公表を延期【ニュース】

ニュース

結論は2023年7月の予定

欧州食品安全機関(EFSA)と欧州化学品庁(ECHA)は2022年5月10日、グリホサートの評価に関するタイムラインを更新したと発表した。これにより、EFSAとECHAはグリホサートの最終安全性評価の公表を2023年7月に延期することになった。

2017年に付与されたEUでの植物保護製品へのグリホサートの使用を認める5年間の承認は、2022年12月15日まで有効で、EFSAとECHAによる評価は本来、承認を更新するかどうかの科学的根拠となる。当初の予定では、有効期間内に間に合う予定だった。なお有効期間は延長される見込み。

EFSAは、フランス、ハンガリー、オランダ、スウェーデンのEU加盟4カ国からなる「グリホサートに関する評価グループ」が作成したグリホサートの初期科学評価に対して、ステークホルダーから「これまでにない数のコメント」が寄せられたことが延期の理由であると説明している。

これらのコメントは、グリホサート更新グループ、さらにグリホサートに関する評価グループで徹底的に精査される。更新された更新評価報告書は、22年9月までに評価グループによって完成し、11月と12月にEFSAとEU加盟国による査読を受ける。その後、2023年7月にEFSAの結論が、欧州委員会と加盟国、GRGに提供される予定だ。

出典および参照

https://www.efsa.europa.eu/en/news/glyphosate-efsa-and-echa-update-timelines-assessments
https://www.euractiv.com/section/agriculture-food/news/eu-agencies-push-back-glyphosate-assessment-to-mid-2023/
https://affidiajournal.com/en/eu-safety-assessments-of-glyphosate-postponed

 会員募集中! 会員募集中!

関連記事

記事検索

Facebook

ランキング(月間)

  1. 1

    (※終了しました)【特別セミナー】グリホサート評価を巡るIARC(国連・国際がん研究機関)の不正問題  ~ジャンク研究と科学的誤報への対処法~

  2. 2

    最終回 有機農業と排外主義②【分断をこえてゆけ 有機と慣行の向こう側】

  3. 3

    日本の農薬使用に関して言われていることの嘘 – 本当に日本の農産物が農薬まみれか徹底検証する

  4. 4

    VOL.22 マルチ食品の「ミネラル豚汁」が被災地にやって来た!【不思議食品・観察記】

  5. 5

    除草剤グリホサートに耐性のある植物の自然への影響は?【解説】

提携サイト

くらしとバイオプラザ21
食の安全と安心を科学する会
FSIN

TOP
CLOSE