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4.問題解決に大きな期待「ゲノム編集技術」【私たちのそして世界の食生活を支える育種技術】

食の疑問答えます

“偶然”を計画的に起こさせるゲノム編集技術

“偶然”を計画的に起こさせるゲノム編集技術

突然変異を計画的に起こせるゲノム編集

突然変異を計画的に起こせるゲノム編集

写真:タキイ種苗株式会社より

ゲノム編集:ハサミを道具に設計図を書き換える

ゲノム編集:ハサミを道具に設計図を書き換える

要らない道具ハサミ遺伝子は片付ける

ゲノム編集:ハサミを道具に設計図を書き換える

他の生物の性質を利用する遺伝子組換え技術

要らない道具ハサミ遺伝子は片付ける 他の生物の性質を利用する遺伝子組換え技術

ゲノム編集と遺伝子組換えとの違いは?

ゲノム編集と遺伝子組換えとの違いは?

ゲノム編集と遺伝子組換えとの違い(詳細版)

ゲノム編集と遺伝子組換えとの違い(詳細版)

ゲノム編集技術のメリットは?

ゲノム編集技術のメリットは?

本当にはさみ遺伝子は残らないの?

本当に残らないの?

→理論的には、何回も交配してはさみ遺伝子のないものを選べば残りません。また様々な方法で残ってないことを確認しています。ただし、はさみ遺伝子のほんの一部が残っている場合、どこまで正確に確認できるかは分かりません。そこで現在、どこまで小さな断片まで確認できるかを実験で確認しています。

確認はできるの?

→外から導入したDNA(設計図)の情報は分かっているので、はさみ遺伝子のDNAは確認できます。
しかし、完全に取り除かれると調べても確認できません。また、はさみの遺伝子のほんの短い断片が残っている場合、元の作物のDNAの並びに似ているかもしれません。そういう場合ははさみ遺伝子の残りなのか、作物のDNAなのかの区別がつかないことが予想されます。

食べても安全なの?

そもそも遺伝子組換え作物って安全?

→そもそも「安全」とはどういうことでしょうか。遺伝子組換え作物の環境への影響、食品や飼料としての安全性は従来の非組換え作物の環境への影響や安全性が科学的に同程度と評価されたものを安全としています。
→商業的に流通しているものは、今ある科学的知見を総動員して、その安全性を確認されたものです。

ゲノム編集で出来た作物は食べても安全なの?

→最終的に流通する品種の食品としての安全性は、理論的にはこれまでの育種技術で作られた品種と同等に安全であると考えられます。しかし、新しい技術で作った品種については、新たなリスクはないかなどを含め、個別に慎重に科学的な検討を行い、その知見を積み重ねていくことが大切と考えられます。

ゲノム編集技術で取り組んでいる事例:GABA高含有トマト(高付加価値)

ゲノム編集技術で取り組んでいる事例 GABA高含有トマト(高付加価値)

ゲノム編集技術で取り組んでいる事例:GABA高含有トマトの開発

GABA高含有トマトの開発現在のトマトより高濃度のGABAを含むトマトが出来れば、
・世界中の人たちの健康維持
・高付加価値トマトの生産による生産者の収入増
に貢献できるのではないか?

ゲノム編集技術で取り組んでいる事例:GABA高含有トマトの開発

GABA高含有トマトの開発

ゲノム編集技術で取り組んでいる事例:食中毒リスク低減ジャガイモ(食のリスク低減)

食中毒リスク低減ジャガイモ(食のリスク低減)厚生労働省 食中毒発生事例より作成

ゲノム編集技術で取り組んでいる事例:養殖しやすいマグロ

養殖しやすいマグロ

ゲノム編集技術で取り組んでいる事例:肉厚のタイ

肉厚のタイ

国内での開発状況

国内での開発状況

適材適所 技術は目的に合わせて選んで使う

技術は目的に合わせて選んで使う
写真:タキイ種苗株式会社より

より良い技術の使い方の議論を

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出典:くらしとバイオプラザ21(一部再編集)

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