ユーザーボイス 寄付 問い合わせ AGRI FACTとは
本サイトはAGRIFACTに賛同する個人・団体から寄付・委託を受け、農業技術通信社が制作・編集・運営しています

ラウンドアップはなぜ安全と言えるのですか?

食の疑問答えます

A 化学物質の安全性を検証する世界共通の方法は「毒性学」で、日本の食品安全員会、米国環境保護庁(EPA)、欧州食品安全機関(EFSA)、世界食料機関(FAO)、世界保健機関(WHO)をはじめ、世界の各国の規制機関(※)が採用しています。

毒性学の発がん性試験はとくに厳しい

毒性学による検証手法はリスク分析法や規制科学とも呼ばれ、細胞レベルから実験動物レベルまで多くの試験を行って人体への安全を確認する方法です。とくに発がん性試験は厳しく行われています。

これらの試験で得られた安全な量に、さらに安全係数をかけて、人での安全な量を計算します。

毒性学的手法は厳密

世界の規制機関は、この毒性学的手法により人体への安全が確認された化学物質しか農薬や食品添加物としての使用を認めていません。

ラウンドアップの安全性は毒性学的手法により確認され、その使用は世界の規制機関から認められています。

(※)ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)、オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA)、ニュージーランド環境保護局(NZ EPA)など

回答者

唐木英明(公益財団法人食の安全・安心財団理事長、東京大学名誉教授)

回答日

2019年10月26日

注:商品名『ラウンドアップ』の有効成分名は「グリホサート」と言い、Q&Aでは2つの名称をその都度使い分けていますが、実質的には同じものだとご理解ください。

 

関連記事

Facebook

ランキング(月間)

  1. 1

    世界がラウンドアップ禁止の流れになっているのは本当か – グリホサートの真実とは2【完全版】(vol.8)

  2. 2

    日本の農薬使用に関して言われていることの嘘 – 本当に日本の農産物が農薬まみれか徹底検証する

  3. 3

    VOL.23 世界へ輸出され、野良で広まるEM菌!?【不思議食品・観察記】

  4. 4

    第42回 なぜ、映画『タネは誰のもの』を上映してはいけないのか【分断をこえてゆけ 有機と慣行の向こう側】

  5. 5

    参政党の事実を無視した食料・農業政策を検証する

提携サイト

くらしとバイオプラザ21
食の安全と安心を科学する会
FSIN

TOP