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「日本人の尿を調べたら、多くの人からグリホサートが検出されるといわれる」という意見があります。心配しなくて大丈夫でしょうか。
尿から検出されると聞くと大変ご不安に感じるでしょう。しかし、「検出=危険」とすぐに考えることはありません。
大切なのは、「どのくらい検出され、その量がADI(一日摂取許容量:人が一生涯に渡り、毎日摂取しても中毒を起こさない量)と比較してどの程度か」という視点で理解することです。
人の尿を検査すると、通常1〜10μg/ℓ(1μg=0.001mg、つまり0.001〜0.01mg/ℓ)のグリホサートが検出されるといいます。
グリホサートのADI(一日摂取許容量)は「体重1kgあたり1mg/日」です。つまり、体重60kgの人であれば、1日の摂取許容量が60mgとなります。
その60mgと、尿から検出される0.001〜0.01mg/ℓという量を比べてみましょう。許容量のわずか6万分の一~6000分の一ほどの極微量だとわかります。まったく心配いりません。
しかも、それは体内にとどまる量ではなく、尿によって排出されている量です。微量のグリホサートが作物や水を通して仮に体内に入ったとしても、排出され、時間とともに減少しているのです。
参考
※(5月27日追加)週刊新潮ファクトチェックより抜粋(元記事がついておりませんでした。大変分かりにくくて申し訳ございません)