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原田孝則(一般財団法人残留農薬研究所理事長)

執筆者・協力

1972年、鳥取大学大学院修士課程修了(農学修士)。86年、農学博士取得(東京大学)。

72年、財団法人残留農薬研究所に入所し、以来毒性部に所属して47年間にわたり実験動物を用いた農薬・医薬等の化学物質の毒性試験に携わってきた。その間、カナダオンタリオ州立獣医科大学(76-78年)で喫煙の毒性・発がん性について、87-89年に米国国立健康科学研究所(NIEHS)にて肝発がん過程における前がん病変について研究を進め、現在は一般財団法人残留農薬研究所の理事長として勤務する。また、2013~16年の3年間、国際毒性病理学会連合(IFSTP)の会長を務めた。専門は「化学による発がん研究」で、国内外の学術雑誌(農薬学会、米国毒性病理学会、欧州毒性病理学会)の編集委員を務めるとともに、国際毒性病理用語・診断基準の統一化計画(INHAND)事業の推進委員会(GESC)委員も現在務めている。

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