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週刊新潮(2020年4月30日号)に「グリホサートが引き起こす様々な健康障害で、もっとも大きな影響を受けるのが、乳幼児や子どもたちだということを考えていただきたい」とありました。とても心配です。
心配いりません。乳幼児や子どもについても考慮して残留基準値は定められています。
グリホサートの一日摂取許容量(ADI)は、「体重1kgあたり1mg/日」で設定されており、体重3キロの乳児であれば1日に3mg(3000μg)のように、体重ごとに定められています。さらに各食品の摂取量は国民平均だけでなく、幼小児、妊婦、高齢者など集団ごとに調査して、食品を通じた農薬の摂取量が、ADIとARfD(急性参照用量)を下回ることを確認した上で、各食品の残留基準値が設定されます。
つまり「乳幼児や子どもを含め人が、生涯にわたり毎日特定の農薬を摂取し続けた場合に、健康への影響がない量」としてADIが設定されているのです。
さらに日本だけでなく、アメリカ合衆国環境保護庁(EPA)も、グリホサートを「微量はヒトの健康に影響があるものではない。子どもがグリホサートに敏感であることを示す兆候もない」との見解を示しています。
※週刊新潮ファクトチェックより抜粋・再編集
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