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クレブス卿の金言~なぜイギリスはオーガニック大国化を免れたのか~

世界オーガニック

日本のオーガニックの状況は20年前のイギリスに似ている。当時のイギリスではオーガニック活動家による「慣行農家が国民を毒殺」などのネガティブキャンペーンが流行。そこに登場したのが食品基準庁長官のクレブス卿である。「オーガニック食品がより安全で健康にいいとの主張に科学的証拠は全くない」「お金のムダ」と一刀両断し、風評被害を抑えむことに成功した。クレブス卿の一連の言動を浅川芳裕氏のツイートで振り返る。もって他山の石としたい。

正論でママ運動家をたしなめる

オーガニック活動の先頭に立つのは「オーガニック給食」化を掲げる母親たち。これは当時のイギリスも現在の日本も同じだ。食品基準庁長官のクレブス卿はどう対応したのか。

エリートのオーガニック食を庶民が皮肉る

イギリス庶民文化の皮肉とウィットは健在で、高額なオーガニック食を買うエリートを笑いものにする番組が大ヒットした。日本との大きな違いだ。イギリスの有機食品市場のシェアは2000年前後からの20年間、横ばいの状況が続いている。

オーガニック業界からの猛反発

クレブス卿はオーガニック業界から猛反発を受け、脅迫状も届いた。とくに批判されたのは「オーガニック食品が一般食品と比べ、体にいいものではない」という“科学的根拠にもとづく発言”だった。

 

筆者

AGRIFACT編集部

 

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