寄付 問い合わせ AGRI FACTとは
本サイトはAGRIFACTに賛同する個人・団体から寄付・委託を受け、農業術通信社が制作・編集・運営しています

EPAがグリホサートに関する登録審査の中間結果を公表

ニュース

米国環境保護庁 (EPA)は、農薬の登録のために定期的に審査を実施しています。グリホサートに関する登録審査の中間結果が2020年1月22 日に公表されました。これはグリホサートのみではなく、各農薬が登録に関する法的基準を満たしていることを確認するために、人間の健康に対しての影響も含めて科学的知識に基づき審査されています。

中間審査の結果として、EPAはラベルに従ってグリホサートを使用した場合、人の健康に対して懸念されるリスクはなく、発がん性もないと結論付けました。

2014年2月 と2018年10月にEPAはグリホサートに関する人への健康被害審査を実施しました。数千件のグリホサートに関する健康被害が報告されましたが、報告されたほとんどのケースがあまり重大ではありませんでした。グリホサートは米国でもっとも幅広く、かつ量に関してももっとも使用されている農薬の一つです。報告には、皮膚、眼、呼吸器の健康被害が含まれており、これらは軽度ですぐに解決しました。疫学調査に基づき、暴露に関連する潜在的な人へのリスクも評価しましたが、グリホサートは人の健康に対してリスクはないと判断しました。また発がん性の可能性も低いと判断しました。

グリホサート
中間登録審査の決定(番号0178)
米国環境保護庁 (EPA)
2020年1月22日

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


検索

Facebook

ランキング(月間)

  1. 1

    日本の農薬残留基準値は改正されて緩くなったのか – グリホサートの真実とは2【完全版】(vol.7)

  2. 2

    日本の農薬使用に関して言われていることの嘘 – 本当に日本の農産物が農薬まみれか徹底検証する

  3. 3

    もしも農産物の”規格”がなくなったら

  4. 4

    第47回 都知事選から考えるオーガニック問題【分断をこえてゆけ 有機と慣行の向こう側】

  5. 5

    世界がラウンドアップ禁止の流れになっているのは本当か – グリホサートの真実とは2【完全版】(vol.8)

提携サイト

くらしとバイオプラザ21
食の安全と安心を科学する会
FSIN

TOP
CLOSE