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【動画】「人はなぜ科学的根拠なき危険情報を無視できないのか」@24/11/22 AGRI FACT特別セミナー07

食と農のウワサ

2024年11月22日に開催されたAGRI FACT編集部主催の【特別セミナー】「グリホサート評価を巡るIARC(国連・国際がん研究機関)の不正問題 ~ジャンク研究と科学的誤報への対処法~」。ここでは当日のパネルディスカッションの模様を編集し、その要諦を公開していく。第7回は、「情報を受ける側の心構えや姿勢について」についてです。

質問 情報を受ける側の心構えや姿勢についてお考えをお聞かせください。自分たちに不都合な内容については、矮小化する傾向が人にはあると思います。特にアスパルテームやグリホサートなどでは、また不正確な情報であろうと都合よく判断されることが予想されます。

浅川 科学者として不都合な情報を、自分にとって不都合な情報を受けたという時の対応とか心構えとかはありますか?

唐木 私がいつも話すのは、危険な情報を信じるというのは、人間の本能なんですね。っていうのは、危険な情報を聞き逃したら危険な目に遭うかもしれない。でも、安全な情報は聞き逃しても、何の危険に遭うこともない。だから、そこでもう人間は情報の選択をしてしまうというのがあります。

だから、アスパルテームが怖い、あるいはグリホサートが怖いというニュースを聞いたら、一応信じておいた方が自分は安全だというふうに皆思ってしまう。そこで、安全だという情報を信じたら、ひょっとしたら危険な目に遭うかもしれない。そういった本能が関わっているので、この問題はとても複雑で、難しくなっているところがあると思います。

 

第8回に続く

登壇者

唐木英明(食の信頼向上をめざす会代表、東京大学名誉教授)
浅川芳裕(農業ジャーナリスト、農業技術通信社顧問)

 

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