メルマガ 寄付 問い合わせ AGRI FACTとは
本サイトはAGRIFACTに賛同する個人・団体から寄付・委託を受け、農業技術通信社が制作・編集・運営しています

【動画】食品から残留農薬が検出された! と大騒ぎする人がいるがこの認識は正しいのか?

食と農のウワサ

渕上 食品から残留農薬が検出された! だから危険なんだと大騒ぎする人がいますが、これはどう理解したらいいのでしょうか?

唐木 「安全な化学物質」と「危険な化学物質」という分け方は、間違っています。人に対する影響は「量」が決めます。

非常に危険と言われる青酸カリは300mgを飲むと死んでしまいますが、1mg以下なら果物の種などにも入っていて危険ではありません。残留農薬は非常に厳しい規制が行われているので、人には何の影響もない微量しか残っていません。

ですから検出されたと言って騒ぐ前に、まずは1日摂取許容量(ADI)や残留基準値と比べてみて欲しいと思います。

あるかないかではなくて、どれくらいの量なのかを知ることがとても大事です。

【結論】正しくない。残留農薬の有無ではなくどのくらいの「量」かで判断する

参考

 

回答者

唐木英明(食の信頼向上をめざす会代表、東京大学名誉教授)

聞き手

渕上桂樹(AGRI FACTコラムニスト、農家BAR NaYa/ナヤラジオ)

 

関連記事

Facebook

ランキング(月間)

  1. 1

    「学校給食を有機に!」という議員さんに質問してみた:29杯目【渕上桂樹の“農家BAR Naya”カウンタートーク】

  2. 2

    第2回 農業系デマの傾向と対策――インフルエンサーとコアなファンたち【食の数だけ正義がある 明日も争いは終わらない】

  3. 3

    日本の農薬使用に関して言われていることの嘘 – 本当に日本の農産物が農薬まみれか徹底検証する

  4. 4

    世界がラウンドアップ禁止の流れになっているのは本当か – グリホサートの真実とは2【完全版】(vol.8)

  5. 5

    トンデモに自由と光を:20杯目【渕上桂樹の“農家BAR NaYa”カウンタートーク】

提携サイト

くらしとバイオプラザ21
食の安全と安心を科学する会
FSIN

TOP