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米国合衆国控訴裁判所、カリフォルニア州ラウンドアップ等グリホサート製品の発がん性警告文表示を禁止

ニュース

(2020年6月23日)Reuters:

U.S. court blocks California cancer label on Bayer’s Roundup weed killer(米国裁判所、カリフォルニア州におけるバイエル社除草剤ラウンドアップの発がん性表示禁止)

(2020年6月24日)AFP:

米地裁、加州に除草剤ラウンドアップへの警告文表示を禁止
※原文A U.S. federal appeals court(合衆国控訴裁判所)は、地方裁判所からの上訴事件を取り扱う連邦裁判所

以下要約

米国合衆国控訴裁判所は、カルフォルニア州当局に対し、グリホサートを主成分とする製品(ラウンドアップ関連製品)に発がん性物質が含まれることを示す警告文の表示を要求することを永久的に禁じる判断を下したことが分かった。

2015年に世界保健機関(WHO)の外部機関「国際がん研究機関(IARC)」がラウンドアップに含まれるグリホサートを「ヒトに対しておそらく発がん性がある」と分類したが、ウィリアム・シャブ判事は、米環境保護庁(EPA)やWHOの別の外部機関など世界中の規制当局が「グリホサートの発がん性を示す証拠は不十分あるいは存在しないと結論付けている」と指摘した。

※世界各国の規制機関の評価は、こちらをご覧ください。

カリフォルニア州法プロポジション65(1986年安全飲料水及び有害物質施行州法)は、同州が発がん性があると判断した化学物質を含む製品への警告文の表示を義務付けている(編集部注:カリフォルニア州環境保健有害性評価局(OEHHA)が「発がん性のある有害化学物質リスト」に追加されると、同物質が含まれる製品をカリフォルニア州内で販売する際、企業はパッケージに「本商品はがんを引き起こすとカリフォルニア州に知られる物質を含んでいる」という警告表示が義務付けられる)。

しかし、グリホサートに発がん性があることが分かっていないことを重視すれば、カリフォルニア州はIARCの分類に基づいて警告文の表示義務を課すことはできないと判断した。

※プロポジション65、当裁判のこれまでの経緯についてはこちらをご覧ください。


この件で2018年にカリフォルニア州に仮差し止め命令を出していたシャブ判事は、今回の判断で同州の異義を退け、この命令を永久的なものとした。

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