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【動画】「腐敗したIARC(国際がん研究機関)の現在地」@24/11/22 AGRI FACT特別セミナー10
2024年11月22日に開催されたAGRI FACT編集部主催の【特別セミナー】「グリホサート評価を巡るIARC(国連・国際がん研究機関)の不正問題 ~ジャンク研究と科学的誤報への対処法~」。ここでは当日のパネルディスカッションの模様を編集し、その要諦を公開していく。第10回は、「腐敗したIARC(国際がん研究機関)の現在地」についてです。
唐木 化学物質に発がん性のものがあるということが、非常に一般的に知られるようになったのは、それほど古いことではなくて、第2次世界大戦が終わって、世界中、高度経済成長が始まった50年代、60年代、化学公害が起こった頃から、化学物質に発がん性があるということがわかってきた。そうすると、国連機関の中で化学物質は注意しなくてはいけませんよという意味で、IARCの活動が始まった。ということは、当時は悪くなかったと思います。
しかし、もうその歴史的な役割は終わってしまって、今やIARCは自分の仕事を作るために、また新しい評価をしているようなところがある。したがって、私はもうIARCは終わりにした方がいいのではないか。もし、アメリカがまたトランプ政権になって、IARCに予算を出さない、ということになったら、日本も同じことをした方がいいではないかと思っています。
浅川 AGRI FACT編集部でもですね、この腐敗の状況というのをちょっと整理したんですが、左側がいわゆる科学的な規制機関。発がん性がないと一致している。
右側がIARCがあって、今日、上の人物の名前も少し出てきたんですけど、顔が似ている人がいますよね。似ているというより、同じ顔が。例えば、IARCの専門家であり、同じ人物が弁護士事務所の訴訟コンサルをしていて、同じ人物が左側の反農薬、反GMの団体の何かしら顧問をしてたりとか。同じ人物が結びついている。ということで、本来であれば、利益相反が二重三重四重で起こっているんですね。というような、利害関係が生まれていて。
またこの下に、訴訟ビジネスとして、不安を煽って、それでいろんな商品を売るとか、ということも絡んできている。で、一番真ん中にですね、ケランド先生がちゃんと(IARCを)追及して(いる)。(IARCは)追及されても、まともに回答はしないと、いうことですね。
第11回に続く