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【動画】農薬の登録はどのように行われるのか?

食と農のウワサ

渕上 農薬の登録はどのように行われるのでしょうか?

唐木 どこの国の政府も、国民の安全を守るのが一番大事な仕事ですから、科学に基づいて非常に厳しい試験をして、安全な農薬だけを許可しています。

特に厳しいのが 「発がん性」と「残留性」で、発がん性については何種類もの試験をして、徹底的に調べて、がんを引き起こす可能性のある化学物質は農薬として一切認められません。

次は残留性ですが、農薬を作物に散布するときはかなりの高濃度になるので、使う人の健康に配慮する必要がありますが、散布したあとは、太陽の光などで急速に分解して消えていきます。

大事なことは、作物を収穫したときの残留量が基準値を超えていないことですが、検査で確認をしているので*、多量の農薬が残留することで健康に問題が起こったことはありません。

*基準の設定・基準の順守・検査の三本柱で安全を守っています

【結論】科学に基づく厳しい試験をして安全な農薬だけを許可している。

参考

 

回答者

唐木英明(食の信頼向上をめざす会代表、東京大学名誉教授)

聞き手

渕上桂樹(AGRI FACTコラムニスト、農家BAR NaYa/ナヤラジオ)

 

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