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【動画】リスクとハザードとは?【東京大学名誉教授の唐木英明先生に聞きました!】
渕上 先生、農薬や除草剤などで、ある機関が発がん性があるんだって言ったり、別の機関が発がん性がないって言ったり、そういったものを見ることがあるんですけど、これはどう見たらいいんでしょうか。 どちらかが正しくて、どちらかが間違ってるということなんでしょうか。
唐木 それは「リスク」と「ハザード」の話だと思います。
渕上 「リスク」と「ハザード」ですか。
唐木 はい。ハザードというのは、いろんな実験条件で、どのぐらい危険があるのかということを決めること。
渕上 はい。
唐木 リスクっていうのは、現実の生活で、実際に我々に危険が及ぶかどうかということを決めること。ですから、ある化学物質が非常に特殊な実験の条件下では発がん性があった。だからこれはハザードである。
でも実際に我々はその化学物質を食べる機会がありますか? ありません。じゃあリスクはないですね。こういうことになるわけです。
渕上 そういう見方なんですね。では、「これ発がん性があります」と言われたからといって、私たちはそれを避ける努力をしなければいけない、そういうものではないっていうことなんでしょうか。
唐木 そうですね。例えば国際がん研究機関というところが、人間に発がん性があるというふうに同定したものに、「加工肉」「ハム」「ソーセージ」「ベーコン」があるんですね。
渕上 はい。それは危険ということなんでしょうか。
唐木 これはハザードですから、ものすごい多量を食べたらがんが起こるかもしれませんという、そういう評価なんです。 でも実際、我々の生活でハム、ソーセージ、ベーコンを朝からガンガン食べてがんになってしまった人なんていませんよね。 だからリスクは非常に小さいということになるわけです。
渕上 普通に食べる分には大丈夫。
唐木 全く問題はないと。
渕上 なるほど。それは、除草剤、農薬も同じということなんでしょうか。
唐木 そうですね。 除草剤というのは非常に特殊な実験条件ではいろいろな障害を起こす可能性があるから、ハザードとして同定されました。 でも、実際に散布されて、食品に残留して、我々が食べる量では、我々にも何の影響もない。 そういう意味ではリスクはほとんどないということが言えます。
結論
ハザードは、どのぐらい危険があるのかということ。
リスクは、現実の生活で、実際に我々に危険が及ぶかどうかということ



