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本当なのか!? 「世田谷区の学校給食を有機無農薬食材にする会」の要望内容を検証
オーガニック給食を推進する団体の主張には、事実を無視して慣行農作物の危険を煽ったり、事実と異なる情報や根拠をもとに有機無農薬農作物を礼賛する内容が少なくない。そこでAGRI FACTが世田谷区の学校給食を有機無農薬食材にする会が、オンライン署名サイト「Change.org」で世田谷区長宛に要望書の提出を試みている「世田谷区の学校給食を有機無農薬食材に変えたい!皆の声を区長と教育委員会へ届けよう!まずは世田谷区から全国へ広げよう!」の内容を徹底検証してみた。
日本は世界でもトップクラスの農薬使用国であることをご存じですか?日本で定められている残留農薬基準値は、EU諸国をはじめ世界の基準より大幅に緩く設定されています。
日本は世界トップの農薬使用国→正しくありません
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日本で定められている残留農薬基準値は、EU諸国をはじめ世界の基準より大幅に緩く設定→正しくありません
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輸入穀物を受け入れやすくし、効率だけを重視した食の産業化の歪みなど、大人たちの都合は確実に子どもたちに押しつけられ、アレルギーやアトピー、集中力の低下(注意欠如多動性障害=ADHD)、自閉症などの激増を招いています。私たちは子どもたちの食の安全を守るため世田谷区の学校給食を有機無農薬食材にする活動を始めました。
アレルギーやアトピー、集中力の低下(注意欠如多動性障害=ADHD)、自閉症などの激増を招いています→正しくありません
根拠のない「農薬使用国との相関」から「発達障害の原因は農薬」と断定する‟給食の有機化”運動が間で広がっています。相関関係は因果関係ではないことが大前提ですが、同じ論拠で、発達障害の原因は有機食品の増加と相関関係が見られるので、「発達障害の原因は有機食品」となってしまいます。
根拠のない「農薬使用国との相関」から「発達障害の原因は農薬」と断定する‟給食の有機化”運動が教育者の間で広がる。相関=因果とするトンデモ論の典型だが、それをいうなら下図「有機食品と発達障害の増加の強い相関」から原因は有機食品となる。教育者ならデマで子供を洗脳する前に、科学を勉強しろ https://t.co/uqfudku1n4 pic.twitter.com/Vz1PcT2hAb
— 農業と食料の専門家/浅川芳裕 (@yoshiasakawa) July 6, 2021
(1)除草剤に含まれるグリホサートや殺虫剤として使われるネオニコチノド系農薬は、がんなどの生活習慣病だけではなく、子どもの発達障害、アレルギーなどの因果関係が疑われていること
日本で定められている残留農薬基準値は、EU諸国をはじめ世界の基準より大幅に緩く設定→正しくありません
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2015年、国際がん研究機関(IARC)は発がん性リスクを5段階のうち2番目に高い危険度で示したそうですが、やはりグリホサートには発がん性がありますか。
セラリーニ教授のラットを使った実験で、「ラウンドアップを与えた方は、腫瘍の数が2〜3倍」になったそうです。この結果はどう判断したらいいですか。
グリホサートと子どもの発達障害、アレルギーとの因果関係が疑われている→正しくありません
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ネオニコチノイドと子どもの発達障害、アレルギーとの因果関係が疑われている→正しくありません
農薬工業会の検証記事を参照!
https://www.jcpa.or.jp/news/pdf/news_200529.pdf
近年EU諸国をはじめとする世界各国で次々と使用禁止となっています。
近年EU諸国をはじめとする世界各国で次々と使用禁止→正しくありません
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ネオニコチノイドについては農薬工業会の記事を参照!
https://www.jcpa.or.jp/news/pdf/news_200529.pdf
子どもの命と健康を守るため、給食において食の安全・安心を確保することは喫緊の課題であると考えます。
本当の意味での食の安全とは
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韓国の有機給食の実情
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