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【動画】「IARC(国際がん研究機関)予算拠出国1位の日本こそ圧力を!」@24/11/22 AGRI FACT特別セミナー09

食と農のウワサ

2024年11月22日に開催されたAGRI FACT編集部主催の【特別セミナー】「グリホサート評価を巡るIARC(国連・国際がん研究機関)の不正問題 ~ジャンク研究と科学的誤報への対処法~」。ここでは当日のパネルディスカッションの模様を編集し、その要諦を公開していく。第9回は、「IARC(国際がん研究機関)予算拠出国1位の日本こそ圧力を!」についてです。

浅川 IARCへの予算拠出国と金額。唐木先生が仰った日本がお金を出していると。出している国は、組織に対して責任を求めることができる。ということで、私の方で予算の金額を調べてみました。

日本とアメリカが1位です。拠出の金額はですね。日本とアメリカに2ヵ国を足して、15%となっています。次はフランス、ドイツ、イギリスの5カ国。日本、アメリカを足して、次のフランス、ドイツ、イギリスの上位5ヵ国を足すと30%。それに続くのが、オーストラリア、ブラジル、カナダ、ロシア、スペイン。で、上位10カ国で50%。その他、イタリアとかその他のヨーロッパの国を中心に、残り50%出しているという形になっています。

支払額を見ると、日本はやっぱり毎年満額を払っているんですね。で、アメリカを見ると、金額が書いてるんだけど、払った金額は半分とか書いてあるので、おそらく実質日本が一番お金をちゃんと払っているんだろうと。なので、もしかしたら日本が最もプレッシャーを、組織を改善するのに、プレッシャーをかける資格がある。

我々の税金で何が起こったかというと、結果的に風評被害が広がって、消費者に恐怖感を植えつけた。農業者だったり、農薬メーカー、食品メーカー、特にパンとかですね。食肉だとか加工肉とかというので、IARCは発がん性評価ということによって、非常に風評被害が起こっている。ということですので、日本もそういった活動に圧力をかけることもできるんじゃないかなと思っています。

 

第10回に続く

登壇者

浅川芳裕(農業ジャーナリスト、農業技術通信社顧問)

 

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